ドラッグストア店員が見た紙類の買いだめ事情|トイレットペーパーの備蓄は本当に必要?

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最近、私が働いているドラッグストアで、トイレットペーパーを2〜3個、ティッシュを2〜3個まとめてカゴに入れるお客さんが明らかに増えています。

1日の中で何度もそういった買い方を目にします。

売り場もちょっと目を離すとすぐ棚が寂しくなり、頻繁に品出しをしないと追いつきません。

中東情勢の緊迫化や物流不安のニュースは、私も当然知っていました。
「やっぱりこの影響が来ているんだな」と。
ニュースを見ていれば、誰でもそう感じるでしょう。

でも、少なくとも今のところ、私たちの店舗では供給が止まったという話は聞いていません。
普通に発注すれば、普通に届く。
そんな状態が続いています。


なぜ今、トイレットペーパーやティッシュを買いだめする人が増えているのか

背景を調べてみると、3つの要因が重なっていました。

① 中東情勢の緊迫化——ホルムズ海峡の問題

2026年2月末、イスラエル・米国とイランの軍事衝突により、世界の海上原油輸送量の約2割を占めるホルムズ海峡が事実上の封鎖状態に。

「石油が止まる → 物流が止まる → 物が届かなくなる」

この連想がSNSで一気に広がり、トイレットペーパーやティッシュの品薄を心配する声が拡散しました。

しかし、経済産業省は2026年3月19日に「トイレットペーパーはほとんどが国内生産であり、中東情勢の直接的な影響はない」と公式に注意喚起しています。

日本家庭紙工業会も、国内生産比率が約97%で増産余力もあると発表しています。

それでも、オイルショックやコロナ禍で「買えなかった」経験がある人にとって、冷静でいるのは簡単ではないのかもしれません。

② 紙製品の値上げラッシュ

大王製紙(エリエール)は2026年4月から家庭用紙製品を10%以上値上げ
原燃料の高止まり、円安、物流コスト上昇が理由です。
他メーカーも2025年に大幅値上げ済みで、さらなる改定の見方も。

「どうせ値上がりするなら今のうちに」——この心理は理解できますし、ある程度は合理的な行動ともいえるでしょう。

③ 世界情勢全体への漠然とした不安

トランプ関税の影響、円安の長期化、あらゆるものの値上げ。
「この先、もっと手に入りにくくなるかも」という不安感が社会全体に広がっています。

紙類は毎日使い、なくなると本当に困るもの。
だからこそ真っ先に「確保しておこう」となりやすいのだと思います。


ドラッグストアの現場から——従業員はそこまで焦っていない

お客さんが紙類をたくさん買っていく一方で、私たち従業員の間では大量に買い込んでいる人はほとんどいません。

理由はシンプルです。

毎日売り場にいるから、「供給は止まっていない」ことを肌で知っている。

倉庫には在庫がある。発注すれば届く。
品出しが追いつかないのは需要が急に増えたからであって、供給が途切れたからではない。
この「現場の実感」があるから、慌てずに済んでいるのだと思います。


トイレットペーパーの買いだめは本当に必要なのか

少なくとも今の時点で言えることがあります。

  • 日本のトイレットペーパーの約97%は国内生産。原料も中東の原油に直接依存していない
  • メーカー各社は増産の余力があると表明
  • コロナ禍の品薄も、原因は供給不足ではなく「買いだめによる一時的な需要の急増」だった

つまり、買いだめそのものが品薄を生み出すという皮肉な構造があるのです。

レジに立っていると、棚が空になっているのを見て不安そうな顔をされるお客さんがいます。
でもその棚は、たった数時間前に品出しをしたばかりなのです。


焦らなくていい——備蓄の基本は「ローリングストック」

不安な気持ちを否定したいわけではありません。
ただ、「今使う分+少しの余裕」くらいの買い方にとどめてほしいのです。

おすすめは「ローリングストック」。
日常的に使うものを少し多めに持ち、使ったら使った分だけ買い足すやり方です。

💡 ローリングストックの目安

  • トイレットペーパー:今使っている分+予備1パック
  • ティッシュ:今使っている分+1〜2箱の余裕
  • 政府推奨の備蓄量:おおむね1週間〜1か月分

大切なのは「大量に抱え込む」ことではなく、「切らさない仕組みを作る」 ことです。

トイレットペーパーの備蓄には「倍巻き」がおすすめ

備蓄の悩みといえば、トイレットペーパーはとにかく場所を取ること。
そこでおすすめなのが「〇倍巻き」シリーズです。

かなりの省スペースになります♪

わが家では5倍巻きを愛用中。 破れやすさなどの問題もなく、普通のトイレットペーパーと同じ感覚で使えています。4ロールで通常の20ロール分に相当するので、収納スペースが劇的に減ります。

▼ドラッグストアでも取り扱い店舗が増えていますし
ネットでも購入できるので、見かけたらぜひ試してみてください✨▼

ふるさと納税でトイレットペーパーを「お得に備蓄」する方法

もう一つ、わが家で実践しているのがふるさと納税の活用です。

ゆったり
ゆったり

毎年返礼品としてティッシュ
トイレットペーパーを受け取っていて、
これだけでわが家(4人家族)は
ほぼ1年分のティッシュと
半年分のトイレットぺーパーがまかなえています。

ティッシュは5箱パック✖12個入りを購入。
ふるさと納税で合計60箱をストックできています♪
ふるさと納税で4ロール✖4袋セットを購入(残り2袋になってしまいました💦)。

ふるさと納税で備蓄する3つのメリット

  • お得: 実質自己負担2,000円
  • ラク: かさばる紙類を自宅まで届けてもらえる
  • 安心: 届いた時点でまとまった量が手元にある=備蓄完了

焦って買いに走るのではなく、毎年の習慣として届く仕組みを作っておく。
これも立派な備えの形です。

備蓄は「量」ではなく「工夫」。
省スペースで賢く備えましょう✨


まとめ:トイレットペーパーの買いだめより「賢い備蓄」を

不安の背景事実
ホルムズ海峡の封鎖で物が届かなくなる?トイレットペーパーの約97%は国内生産。中東に依存していない
値上げが続くから今のうちに買うべき?ある程度は合理的。ただし大量買いは品薄を招く
コロナのときも買えなかった…あのときも供給はすぐ回復。品薄の原因は買いだめだった

✅ 賢い備蓄の3つの方法

  1. ローリングストック — 使った分だけ買い足し、常に少しの余裕をキープ
  2. 倍巻きトイレットペーパー — 5倍巻きなら4ロールで20ロール分。省スペース
  3. ふるさと納税 — 実質2,000円で1年分。届けてもらえて備蓄にもなる

おわりに

毎日たくさんのお客さんの買い物を見ていて感じるのは、みんな「足りなくなったらどうしよう」という不安から買っているんだろうな、ということです。
その気持ちはよくわかります。

でも、現場にいる人間として伝えたいのはこれだけです。

少なくとも今、現場で見ている限り、紙は足りています。

必要な分を、必要なときに、落ち着いて買ってください。
一人ひとりがそうすることで、棚から紙が消えることもなくなり、
結果的にみんなが安心して買い物できる状態が続きます。

ゆったり
ゆったり

平常時にコツコツとですね✨
参考になればうれしいです。
ではまた✨


※本記事は筆者個人の体験・見解に基づくものであり、勤務先の意見や方針を代表するものではありません。 ※供給状況や価格に関する情報は執筆時点のものです。最新の状況は経済産業省や各メーカーの公式発表をご確認ください。

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