私はドラッグストアで働いています。
先日の記事に書いたように
自分なりに慎重に考えて選んだ職場でした。
でも入社してすぐに
人間関係の壁にぶつかりました。
店長は威圧的。
ベテランのパートさんは、
挨拶をしても無視。
質問をすれば
「そんなことも知らないの?」
という態度。
毎朝「おはようございます」と言う。
でも返ってくるのは、
聞き取れない小声か、
不機嫌な顔。
業務で分からないことを聞けば、ため息。
レジ操作がわからず呼ぶと、
無言で操作して無言で去っていく。
新しい環境でただでさえ緊張しているのに、
心はどんどん削られていきました。
「私が何かしたのかな?」と考え続けた日々
私はいわゆるHSP気質です。
(HSPという概念は心理学者の
エレイン・N・アーロン が提唱しています。)
人の表情や声のトーンに敏感。
空気をすぐに察知する。
相手が不機嫌だと
「自分のせい?」
と考えてしまう。
質問をしただけなのに
冷たくされると、
家に帰ってからも
ずっと考えていました。
でも、
聞かなければ仕事は覚えられない。
心と現実の板挟みでした。

大人なら我慢しなくてはと思っていた
私はずっと、
そう思って生きてきました。
でも、我慢は誰のためだったのでしょう。
相手のため?
職場のため?
自分の心は、ずっと後回しでした。

転機は「怒り」だった
1年半が経った頃、
私はとうとう腹が立ちました。
「なんでこんなに我慢してるの?」
そして決めました。
その人に挨拶をやめよう。
怖かったです。
社会人として間違っているのではないか
という葛藤もありました。
でも私は気づきました。
しかし挨拶は本来、
相互のもの。
私はよく耐えたし、
一方的に無視され続ける関係は、
もう健全ではない。
私は勇気を出して、
出勤した際に
無言でベテランパートさんの横を通りました。
心臓はバクバク。
何か言われるんじゃないか?
でも、その日何も起きませんでした。
それから私は、
自分を雑に扱う人に
無理に礼儀を尽くすのをやめました。
でも実はそのとき、
私の中にはもう一つの準備がありました。
次の転職先の候補を、
自分の中で決めていたのです。
「最悪、辞めればいい。」
この逃げ道があったから、
私は初めて行動できました。
逃げ道は“負け”ではありません。
心の安全装置です。

罪悪感よりも、解放感の方が大きかった
挨拶をやめるなんて
社会人としてどうなのか。
ずっと葛藤していました。
でも実際にやってみると——
罪悪感でいっぱいになるどころか、
心がとても軽くなりました。
無視される痛みを
毎朝味わわなくていい。
それだけで、
こんなに違うんだと驚きました。
私は初めて、
「相手にどう思われるか」より
「自分がどう感じるか」を優先しました。

「教えてもらっていないので」と言えた日
ある日、質問をしたのに
教えてもらえず、
その結果私はミスをしました。
そしてベテランパートさんに
責められました。
その時、私は言いました。
「教えてもらっていないので。」
無表情でそれだけ。
震えました。
でも言い返せました。
それは反抗ではなく、事実。
挨拶をやめたこと
自分の意見を言葉に出せたこと
私は自分の味方になれた気がしました。
言い返せない人へ伝えたいこと
言い返せないのは、
弱いからではありません。
HSPは、
とても尊い気質です。
でも、攻撃的な人の前では
無防備だと傷つきやすい。
だから必要なのは我慢ではなく、
境界線(バウンダリー)を持つこと。
嫌なことは嫌。
自分を雑に扱う人に、無理に丁寧にしない。
それは攻撃ではなく、
自己防衛です。


私的には
『ここからは先は入ってこないでね。
入ってきたら押し戻しますよ』という
イメージです。
これは攻撃ではない、自己防衛
強い態度の人に対しては、
こちらも防御力を上げないと
倒れてしまいます。
これは攻撃ではありません。
自分を守る行為です。
夫に言われた言葉も支えになりました。

自分を適当に扱ってくる人を
大切にする必要はないよ。
今まで「嫌だ」と言える人は
強い人だと思っていました。
でもそうではなく、
『自分の心を守れる人なんだ』
その時初めて気づきました。

我慢し続けているあなたへ
もし今、
そんな状態なら、
逃げ道を作ってください。
相談先を探してください。
「最悪やめればいい」
と思える材料を持ってください。
その余白が、
あなたを動ける人にします。
あなたの優しさは、
もう十分です。
まず守るべきは、
あなたの心です。


HSPの人は共感力が高い分、
「相手を守る力」は強いのに
「自分を守る力」は後回しにしがちです。
最後に
後から知りましたが、
職場には「お悩み相談窓口」がありました。
もし今、限界を感じているなら、
一人で抱え込まなくていい。
相談することも、
逃げることも、
距離をとることも、
すべて立派な
「自分を守る方法」です。
あなたの心がすり減ってしまう前に。
我慢だけが正解ではありません。
あなたは、
あなたを守っていいのです。


私のつまづいた経験が
どこかで我慢している
あなたの勇気になればうれしいです。
ではまた♪



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