HSP気質の私が保険営業を1年続けた結果|向いていない仕事から学んだこと

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以前の記事では、
「ママにとって保険営業は働きやすいのか?」
という視点から体験を書きました。

勤務時間や休日などの条件面を見ると、
保険営業は子育てと両立しやすそうに
感じる仕事でもあります。

心理関係の仕事をしている方に、
以前こんなことを言われたことがあります。

「あなたはHSPの気質があると思いますよ」

当時の私はHSPという言葉さえ
知りませんでしたが、
確かに思い当たることがたくさんあります。

そんなHSP気質の私が、
「向いていない仕事」と言われることの多い
保険営業を1年間経験しました。

  • 飛び込み営業はつらいのか
  • ノルマのプレッシャーはどう感じたのか
  • HSPでも営業はできるのか

実際に働いてみて感じたことを、
できるだけ正直に書いてみたいと思います。

ゆったり
ゆったり

HSP気質で仕事選びに悩んでいる方や、
保険営業が気になっている方の
参考になればうれしいです。


働きやすそうだと思って選んだ保険営業

私が就職したのは、
法人向け保険営業(個人事業主扱い)の仕事でした。

勤務時間は

  • 9時~17時
  • 土日祝休み

建設業の営業をしていた頃よりも休みが多く、
私にとってはとても魅力的でした。

求人には、

  • 子育てママも仕事と両立しやすい
  • 先輩がしっかりサポートしてくれる

と書かれていて、
当時はまだ子どもはいませんでしたが、

営業経験もあるし、
自分にもできるかもしれない

そう思って応募しました。


最初の1か月は資格取得の期間

面接では簡単な試験があり、
それに合格して入社が決まりました。

すぐに営業周りが始まるのではなく、
最初の1か月ほどは、

保険営業をするために必要な
資格取得のための
講習や試験にあてられました。

無事に資格を取得し、
いよいよ営業活動がスタートしました。


先輩と一緒に回ってから独り立ち

最初は先輩と一緒にエリアを回り、

  • どんなお客様がいるのか
  • どんな話をしているのか
  • どのように営業しているのか

を見て学びました。

その後独り立ちをし、
自分の担当エリアを任されるようになりました。

仕事は主に

  • 既存顧客への対応
  • 新規顧客の開拓

でした。

エリアは広く、

「今日はこの辺を回ろう」

という感じで、
既存のお客様を訪問しながら
新規開拓もしていました。


飛び込み営業はやはり緊張する

新規開拓では
飛び込み営業も行っていました。

前職でも経験があったとはいえ、
やはり緊張するものです。

  • 煙たがられる
  • にらまれる
  • 冷たい態度を取られる

そんなこともありました。

そういう場面では、
緊張で心臓がぎゅっとなるような
感覚がありました。

一方で既存のお客様のところは入りやすく、

「こんにちは〜」

と入っていくと、
お茶を出して話をしてくださる方もいました。

そんな時間に
ほっと救われた気持ちになったことを覚えています。


友人を勧誘する制度があることへの負担

私が働いていたのは
法人向けの保険営業だったため、

友人や知人に
保険商品を売ることはありませんでした。

しかし別の形で
「知り合いとの関係」が
仕事に関わる場面がありました。

友人や知人を保険販売員として紹介する制度』です。

保険業界では
比較的よく見られる仕組みのようです。

「この仕事に向いていそうな人がいたら紹介してね」
と言われることがあり、
紹介によって評価につながる仕組みでした。

保険営業では
人とのつながりが大切だと言われますが、

私にとっては
知り合いを仕事に巻き込むことに
少し抵抗がありました。

私は勧誘はしませんでしたが、
HSP気質の人にとっては
こうした制度が存在しているだけでも

想像以上に気持ちの負担になることも
あるのではないかと思います。


逆に勧誘されたときも慎重に考えた方がいい

保険営業に限らず、

  • 「一緒にやってみない?」

と声をかけられるいうことも
あるかもしれません。

私自身の経験から思うのは、
知り合いから誘われた仕事ほど
慎重に考えた方がいいということです。

信頼している人から勧められると
安心感がありますが、

  • 実際の仕事内容はどうなのか
  • 自分に合っているのか
  • 無理なく続けられそうか

といったことを
できるだけ冷静に
考える必要があると思います。

仕事は長く続けるものだからこそ、
人間関係だけで決めないことも大切なのだと感じました。


毎月のノルマと成績発表のプレッシャー

新規顧客の獲得はとても難しく、
毎月ノルマが設定されていました。

後ろの掲示板には、

  • 個人の名前
  • 契約数に応じて伸びていく棒グラフ

が大きく掲示されていました。

「テレビで見るやつだ…」

と見入ったことを覚えています。

朝礼では、
前日の契約が取れた人の名前が発表され、
しょっちゅう名前が出る人もいました。

そんな中で、
なかなか成果が出せない自分は
強いプレッシャーを感じていました。

何年も働いているベテランの先輩たちは、
毎月の数字に向き合っていて、
雲の上の存在のように感じていました。

このような厳しい環境の中で
長年働いている人たちを見られたことは、
その後の私にも影響を与えてくれました。

努力している人でも結果を出し続けるのは難しい世界だった

保険営業の仕事をしていて強く感じたのは、
『努力すれば必ず結果が出るとは限らない世界
だということでした。

職場には、
とてもまじめで努力家の先輩がいました。

その先輩は、
毎日20〜30件ほど訪問していて
誰よりもよく動いている方でした。

とても優しく、
自分の仕事で忙しいはずなのに
私のことも気にかけてくれるような人でした。

そんな先輩でも、
結果を出し続けることは簡単ではなかったようです。

私が退職したのと同じ頃、
その先輩も退職されました。

私よりもはるかに努力している方が
辞めていくのを見て、

「この仕事は本当に厳しい世界なんだな」

と強く感じました。


臨月まで働いていた先輩の姿

もう一人印象に残っている先輩がいます。

その方は妊娠されていましたが、
臨月まで自転車で外回りをしていました。

毎日熱心に営業活動をされていて、
本当にすごい方でした。

それでも、
私が辞めてから1年ほどで退職されたと聞きました。


ノルマのある世界の厳しさ

この仕事では、
努力することはもちろん大切ですが
結果に結びつかなければ評価されません。

逆に結果さえ残していれば業務中に
お茶していても
誰も文句は言いません。

ノルマのある世界では、

  • 契約を取り続けること
  • コンスタントに成果を出すこと

が求められます。

ゆっくり待ってくれる世界ではありません。

そんな中でどのように契約を取っていくのか。

私はその方法がわかる前に
退職することになってしまいました。

だからこそ、
長く続けている人は本当にすごいと思います。


「商品を売る」ということへの葛藤

保険営業は当然ながら商売です。

おすすめするとポイントが高い商品もあり、

「これを売るといいよ」

と助言されたこともありました。

そういう商品を狙って
紹介しなければならない場面もあり、

商売として割り切らなければいけない部分
もありました。

そんなときは、
いろいろと思うことがありました。

保険はお客様にとって
大切なものだからこそ、

どこまで踏み込んで
おすすめしていいのか
悩むことも多かったです。


HSP気質の私が感じた保険営業の大変さ

HSP気質の私にとって
大変だった点はいくつもありました。

プレッシャーを感じやすい環境

  • 人前での成績発表がつらい
  • グラフを見るだけで緊張する
  • 周りとの競争がプレッシャーになる

やる気につながるというよりも、
精神的な重さを感じやすかったです。


常に気を張っている状態になる

  • 電話がいつかかってくるかわからない緊張感
  • お客様に何を聞かれるか不安
  • うまく説明できるか心配

頭の中でいろんな場面を想像しすぎて、
疲れてしまうことが多くありました。


人の感情を強く受けてしまう

飛び込み営業では、

  • 嫌な顔をされる
  • 冷たい態度を取られる

といった反応を直接受けます。

人の感情を
ダイレクトに受けてしまうため
とても疲れてしまいました。


人付き合いでも疲れやすい

  • 食事会などのフリーな場

気を遣いすぎて
疲れを感じていました。


HSP気質だから良かったと感じた点

一方で、
HSP気質が役に立ったと感じることもありました。

  • いろいろな状況を想定して準備できる
  • 相手の気持ちを感じ取りやすい
  • 無理に押し売りしない営業ができる
  • 丁寧に信頼関係を築ける
  • ミスがないよう慎重に仕事を進められる

保険営業に向いていない部分もありましたが、
活かせる部分も確かにあったと思います。


1年で退職することになった理由

結果として、
私は1年で退職することになりました。

正直なところ
メンタル的にはかなりきつく、

  • ニキビがよくできる
  • 体が重い

と感じることが増えていました。

朝起きた瞬間から
「はぁ~疲れた」
とつぶやくくらいでした。

退職直前には体調も崩しました。

帰宅前に車の中で
激しい腹痛に襲われ、

何とか帰宅しましたが
痛みは治まらず病院へ行きました。

診断は腸炎でした。

医師からは、

「ストレスかもしれませんね」

と言われ、
2日間入院しました。

今思えば結構な我慢と無理を
していたのかもしれません。

ゆったり
ゆったり

入院中も電話対応をしていました。


支えてくれた仲間とお客様

同僚や先輩たちは
厳しい環境の中でも
頑張っている人ばかりでした。

  • 励まし合ったり
  • 一緒にランチに行ったり
  • 熱田神宮にお参りに行ったり

そんな時間は今でもいい思い出です。

ゆったり
ゆったり

応援してくださった
お客様や仲間に支えられて
1年間続けることができました。


この経験から考えるようになった「自分に合う仕事」

私はこの経験を通して、
自分に合う仕事とは何か
以前よりも慎重に考えるようになりました。

それまでは勤務時間や休日などの
条件面を中心に仕事を選んでいました。

でも保険営業を経験してからは、

  • 実際の業務内容はどうなのか
  • どんな場面で負担を感じそうか
  • 自分にとってつらくなりそうな場面はないか

ということを、
できるだけ具体的に
イメージするようになりました。

もちろん、
働いてみないと分からないことも多いですが、
できる限り想像してから
応募するようになったのは大きな変化でした。


仕事選びに悩んだ時期

慎重に考えるようになった分、
求人を見ても

「自分にできる仕事なんてないのではないか」

と思い、
少し絶望的な気分になったこともありました。

それでも時間をかけてじっくり考え、

「これなら何とかやれる‥かもしれない」

と思って応募したのが、
今働いているドラッグストアの仕事でした。


妥協も必要だと感じたこと

人の会社で働く以上、
すべてが理想通りという仕事はなかなかありません。

どこかで妥協することも必要なのだと思います。

大切なのは、

  • 自分にとって絶対に無理なことは何か
  • どこまでなら受け入れられるのか

を知ることなのかもしれません。


HSP気質の私が保険営業を経験して思うこと

保険営業の仕事は、
HSP気質の私にとっては
楽な仕事ではありませんでした。

それでもこの経験があったからこそ、
自分に合う働き方を
真剣に考えるようになったのだと思います。

遠回りだったかもしれませんが、
無駄な経験ではありませんでした。

ゆったり
ゆったり

この体験が、
今仕事選びに悩んでいる方の
参考になればうれしいです。
ではまた♪

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